マッサージ治療について

マッサージ治療

筋肉や皮膚を指で押したり揉んだりする事により血流の流れを良くし、疲労の回復や組織の修復を促したりするのが目的です。

※受ける側に痛みがある(身体に力が入ってしまう)ような揉み方をしてしまうと余計に悪くなる場合があります。ご自身やご家族の方にやられる際は十分注意してください。


マッサージという言葉がよく使われていますが、同じ位置づけに、あん摩、指圧があります。あん摩・指圧・マッサージで一つの国家資格になっています。

マッサージ

求心性の手技により血液、リンパ液の流れを良くし新陳代謝を高めます。よくむくみを取るための方法として使われることが多いです。

あん摩

遠心性の手技により疲労、肩こり、頭痛、不眠、便秘、腰痛などの身体の不調を整え、さらに健康を増進させる方法です。あん摩は中国から伝わってきたものなので、気に対する考えがマッサージ、指圧に比べ多く含まれています。

指圧

押圧操作を遠心性に加えて身体の自然治癒力を高めて、疲労のもとを取り除き健康を増進させる方法です。指圧には整体、カイロプラクティック、オステオパシーなどの考えも含まれており、筋緊張を緩和することにより脊柱の異常を矯正したりもします。

 

 


マッサージの保険に該当する方の治療目的

 

①関節拘縮の予防と改善

寝たきりや運動不足を放っておくと関節が動かしにくくなったり、可動範囲が狭くなったり、それに伴う痛みなどが出ることがあります。マッサージや運動療法によりその予防改善のお手伝いをします。

②床ずれの予防と改善

同じ姿勢でいる時間が長かったり、寝たきりの状態が続くと血流が悪くなり、床ずれの原因になる場合があります。血行の改善を図り床ずれの予防と改善をしていきます。

③むくみの予防と改善

運動不足や筋力の低下に伴い血行不良になると、手や足などにむくみが出やすくなります。血流の流れを良くしリンパの流れを良くすることで改善することが期待出来ます。

④摂食・嚥下機能(噛んだり飲み込んだりする力)低下の回復

加齢などの理由により、物を噛んだり、飲み込んだりする力が弱くなることがあります。こうした場合、首や顔にある筋肉をマッサージすることにより、機能の回復が期待できます。

⑤身体の痛みを抑える・和らげる

身体が緊張していると場所により頭痛や腹部の不調、吐き気やめまいなどの症状が出たり、筋肉や関節に痛みを引き起こす事があります。そうした痛みを緊張を取り除き緩ませる事で筋肉の緊張や関節の動きの制限に伴う痛みを和らげます。

⑥腹部の不調・便秘などの症状改善

障害などの後遺症に伴う便秘を改善する目的で腹部のマッサージなどを行います。